TECHNOLOGY01
プラマグ射出成形
(プラスチックマグネット)
複雑形状、小型化、軽量化、優れた成形性を両立。焼結磁石では対応しにくい課題に対する「もう一つの有効な選択肢」をご提示します。
プラマグ射出成形とは
プラマグ射出成形は、磁性材料(フェライトやネオジムなどの磁性粉末)と熱可塑性樹脂(PAやPPSなどのバインダー)を混練した複合材料を用い、射出成形技術によって一体のマグネット部品を製造する技術です。
高い強磁力を有する焼結磁石は、特定の強力なトルクや性能が必要な用途に欠かせません。一方で、比重の軽量さ、3次元的な形状自由度、チッピング(欠け)リスクの低減、ミクロン単位の寸法安定性が要求される用途においては、プラマグ射出成形が圧倒的な適合性を示す場合があります。
プラマグ射出成形が向いている主要ケース
🌀
複雑な3次元形状
ギヤやシャフトを直接インサートした一体形状や、極小形状の成形をしたい場合。
⚖
回転体などの軽量化
バインダーとして熱可塑性樹脂を用いるため、製品全体の軽量化、低慣性モーメントを追求したい場合。
🎯
優れた寸法精度と肉薄化
後加工(研磨等)なしで極めて高い寸法精度を実現し、製品としての仕上がりバラつきを削減したい場合。
📦
量産性・アセンブリ削減
後加工コストや割れやすい性質によるロスを抑え、高生産性な製造プロセスに転換したい場合。
焼結磁石との比較
他社や従来技術の否定ではなく、要件(要求トルク・動作条件・予算等)に最適なバランスを選ぶための論理的な比較表です。
特徴項目
特徴項目
形状自由度
耐チッピング性
寸法精度
周辺樹脂接合
焼結磁石工法
非常に高い(高トルク等)
低い(単純ブロック形状等)
低い(割れ・欠けが生じやすい)
後研磨が必要なケース多
接着・嵌合など後工程が必須
プラマグ成形
中〜低(用途に最適化)
極めて高い(複雑3次元可能)
極めて強い(割れに強い樹脂)
極めて高い(研磨不要)
成形内で一体化(二色成形も)
プラマグ射出成形が使えるか、図面なしで相談してみませんか?
「この形状は成立するか?」「どの程度の磁力が得られるか?」など、要件や既存部品の見直しレベルから技術的な検証をいたします。
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