TECHNOLOGY02
二色成形(金型内一体化技術)
磁石単体の開発から、周辺の構造部品・樹脂部品との金型内連続一体化設計へ。組立工程の簡素化、位置精度の安定、トータル原価削減を検討可能にします。
二色成形による「磁石・周辺パーツ一体化」の真価
二色成形は、異なる樹脂バインダー材料や、機能・構造の異なる他パーツ(シャフト、ギア、カバー等)を、1つの金型内で連続的に、あるいはインサート技術を用いて一体のまま成形結合する技術です。
接着剤を用いない物理的かつ強固な結合により、経年劣化による磁石の剥離リスク、位置ズレ精度不良、手作業アセンブリのバラつきといった、アセンブリ上の不確定要素を排除。生産技術担当者や原価管理担当者にとって強力な武器となります。
二色成形・一体化が向いているケース
🔧
接着・アセンブリ工数削減
磁石周辺カバーの接着や、手作業での複雑なハメ込み工程を完全に廃止したい場合。
📏
位置決め寸法の安定化
磁石の中心軸や外周との位置関係を、金型ピン制御のミクロン精度で常に一定に保ちたい場合。
📦
管理部品点数の削減
部品ごとの図面管理、発注・調達処理、在庫保管コストをまとめ、一発でユニット完結したい場合。
🍃
工程管理の簡素化
接着強度の検査や、接着不良によるロス率、生産リードタイムを削減したい場合。
一体化に向けた検討ポイント
二色成形を成立させ、高い歩留まりで安定生産するには、製品の形状・材料条件だけでなく「金型構造」「生産数」の適切なすり合わせが欠かせません。
① 数量と初期投資
二色成形用の金型構造は複雑化するため、初期投資を回収できる量産予定数量か、または開発重要度かを考慮します。
② 異種材料の相性(溶着性)
磁石のバインダー樹脂と、周辺結合樹脂の相性が良く溶着可能か、物理的に抜けない「アンダーカット構造」にするかを整理します。
③ 使用環境(温度等)
製品の使用温度範囲において、両材料の熱膨張差による変形やクラックリスクがないか検証します。
周辺構造との「一体化」ができるか、一緒に整理しませんか?
「磁石とこの部品をひとまとめに成形できないか?」という疑問に、構造の変遷や溶着可能性の検証を含め、構想段階からご提案いたします。
一体化できるか相談する